tarumae garo

橋を渡るとパーキングらしきやや広い場所、表示無し。ここかしらと橋上から見下ろす。なんとなく苔かなと。川上に少し行くと家が一軒。手前に看板があったので停車。よくわからない。｢もっとわかりやすくかきませう」というありがたいマジックがき。その通り。思わず吹き出す。少し先の木々の中に今にも崩れそうな小さな「あずまや」。その前に橋。台風でなくなっていた。川幅は狭くて深い。見えるような見えないような感じ。遠くなかったからまあいいか。

本当はあんまり教えたくないのです。なぜなら、千歳にある苔の洞門のように心ない観光客に落書きされたり荒らされたくないからです。あんまり美しいので知る人ぞ知るこの景勝地をお知らせする気になりました。このガローは樽前山の南側にあります。樽前川が切り立った崖の間を流れ下る絶景を見ることができます。約６㍍の高さの崖は苔や樹木が覆い、美しい渓流と緑が溶け合ってとても美しい。ちなみに、ガローとは、両岸が崖の川底を水が流れる地形のことだそうです。直角の崖下は上から除くと怖いです。６０種以上の苔が自生しているそうです。ちょっと滑り落ちそうな道を降りていくと川の近くまで行けます。滑り落ちても自己責任です。もちろん私は木の幹に捕まりながら降りました。